インターネットが飛躍的な発展を遂げ、世界中の人がネットで結ばれるようになりました。
誰でも、何処でも、何時でもいろんな人とコミュニケーションが図れるようになったわけです。今まで以上にコミュニケーション能力が現代人には求められるようになるでしょう。
そんなコミュニケーション能力でも基本的な能力が『傾聴』という能力です。
傾聴とは、「こちらの聞きたいこと」を「聞く」のではなく、「相手の言いたいこと、伝えたいこと」を受容的・共感的態度で「聴く」ことです。コミュニケーションする相手が自分自身の考えを整理、納得のいく結論や判断に到達するようサポートするNLPのテクニックです。
傾聴は心理カウンセリングなどで活用されているカウンセリングテクニックの一つとして活用されてきましたが、現代ではイロイロ応用されてきています。人の心の悩みや苦しみを引き出し、原因を見つけ出す有効な方法として心理カウンセリング以外でも、会話術としてビジネス交渉などでも応用されるようになってきています。
傾聴は、ビジネス交渉において、交渉相手がどんなことに興味があるのか、どんな欲求があるのか、どうすれば動いてくれるのかを発見するのにも役に立ちます。
さらに家庭でのコミュニケーションや異性とのコミュニケーションなど、様々な場面でも傾聴が注目されています。悩みを話すことでストレス発散になるだけでなく、熱心に聞いてくれる人に親しみ、好感を感じます。
コミュニケーションの大前提となる信頼関係は、相手の話を聞くことから始まるということです。